2013年10月22日

大学合格力ランキング

週間ダイヤモンドに興味深い記事が載っていました。
全国の2013年大学合格実績に基づき、高校の学力レベルを測りランキングしたとのこと。
いくつかのランキングのうち、「国公立大学100校合格力」としたランキングを紹介します。
これは、入試難易度の高い国公立大学100校について、学部別の入試偏差値を平均して大学ごとの偏差値を算出し、それに各高校の合格者数を乗じて、総合計を各高校の卒業生の数で割って順位づけしたものです。
国公立大学は重複の合格がないので、卒業生数や合格者数に影響されないものとなっています。

トップ10は、1位から、灘・筑波大付属駒場・東大寺学園・奈良学園登美ケ丘・白陵・西大和学園・洛星・六甲・広島学院・甲陽学院の順になっています。
筑駒以外は、私立高校かつ西日本の高校ばかりで、西高東低になっているようです。

名だたる私立高校がトップ10に入っているのですが、20位までをみると、驚くことに12位に長崎西、16位に熊本、と九州の公立高校がランクインしています。
ラ・サ-ル(20位)、久留米附設(24位)は、「医学部合格力」ではそれぞれ2位、3位とさすがに上位になりますが、その2校をおさえての上位ランクインはすごいことではないでしょうか。

長崎西・熊本のいずれも、公立中高一貫校ではありません。高校から進学した生徒たちだけでの実績なので、高校での学習を目的・目標を持ってしっかりやることがいかに大切であるか、ということが分かると思います。

さて、気になる佐賀県のランキングは以下の通りです。(  )内は全国順位です。
1位から、佐賀西(116)・弘学館(161)・唐津東(204)・鹿島(285)・武雄(309)・致遠館(340)・鳥栖(402)・伊万里(523)・東明館(555)・小城(640)・三養基(841)の順となっています。
佐賀西さすがに強し!ですね。
また、母校の伊万里にはもう少し頑張って欲しいところ。

しかし、長崎西・熊本と同様に、公立中高一貫校でない高校が上位にランクインするのはなぜでしょうか?
九州では、唯一長崎県だけが公立中高一貫校の長崎東(72)・諫早(77)・佐世保北(96)が上位にランクインしています。
長崎県以外では、東築(29)・修猷館(50)・福岡(58)・筑紫丘(66)・大分上野丘(28)・宮崎大宮(104)・鶴丸(31)と、公立中高一貫校でない進学校が上位にランクインしています。
これらの高校は、何年もの間各県のトップ校である事実は変わらないとしても、逆に公立中高一貫校に進学した生徒たちが伸びていないということを裏付けているのでは?とさえ思えます。

今日のニュースで「大学入試センター試験廃止」の方向であることが報道されています。
5~6年後の入試からということなので、現在の中学1年生からは、新しい「到達度テスト」を受けていくことになろうかと思います。
公立中高一貫校に進学した子どもたちには、高校入試がないからといって悠長に構えることなく、目的と目標をしっかり見据えて頑張って欲しいと思います。




Posted by I'll at 17:40│Comments(0)
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